「管理職教育・育成のエキスパート」

  〜NPO マネジメントスクール〜

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                        「仕事を通した管理職者の育成」に関して、職場の実務に直結した実践的な
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 テーマ38 変化は管理職者にとって自分が成長するチャンス、
       仕事をするチャンス

■変化への対応は、管理職者の大切なミッション

進化論で有名なチャールズ・ダーウィン(イギリスの自然科学者)の
言葉に次のようなものがあります。

「最も強い者が生き残るのではなく」、
「最も賢い者が生き延びるのでもない」。
「唯一生き残るのは、変化できる者である」

管理職者もダーウィンの言葉にあるように、
「部下を育成して、成長・変化させる」、
「業務の改善・改革を行う」、
「新しい業務領域にチャレンジするなど」
担当部署を常に変革させていかなければなりません。

一方、管理職研修の中では、
日々の仕事に追われて期初に立てた目標が達成できず、
前期と同じ目標を何度も繰り返しているという
管理職者の方からのご相談を受けることもあります。

前期と同じ目標を何度も繰り返すのは、
世の中の変化への対応ができていない可能性もあり、
かなりの危険性を含んでいることを認識すべきです。

■明日の売上を創造する

会社が存続発展していくためには、
「会社とは、今ある商品を作って売るためや、
今あるサービス、技術を提供するためだけにあるのでなく、
新しい商品、サービス、技術、コミュニケーションを創りだすためにある。」
との確固たる信念を社員一人ひとりが持つ必要があります。

競合が厳しい中、技術、商品、営業戦略、サービス、
店舗のデザイン、商品レイアウト等良いところは、
すぐ競合他社に真似されます。

真似をされないのは、
「各企業が持つ創造する人、創造するしくみ(組織)」
ということができます。

「創造する人、創造するしくみ(組織)」が、明日の売上を創造します。

「PDCAの経営サイクルをスパイラル状に回し、
業務の推進拡大を図っていくこと、
その中で人材の育成を行う」ことが、
管理職者としての日々の仕事の基本となりますが、
これが明日の売上を創造するための重要なしくみでもあります。

管理職者は、PDCAの経営サイクルの中で、
世の中の変化に対応するための新しい取組みを
意識的、計画的に行っていくことが必要となります。

■無から有をつくりだす仕事、答えをつくり出す仕事は、
 部下には任せることができない

管理職者は、担当部署の一国一城の主であります。
一国一城の主ということは、
部下に給与を払わなければならない立場であり、
また、部下にやりがいのある仕事を与え
成長させていかなければならない立場でもあります。

担当部署が、生き残っていくためには、
世の中の変化になんとしても対応していく必要があります。

世の中の変化の中で、自部署としては、
どう対応し、何を生み出していかなければならないのか、
部下をどう育成し成長させなければならないのか。

このような、無から有をつくりだす仕事、
答えをつくり出す仕事は、
一国一城の主である管理職者が、
自ら行わなければならない仕事であり、
部下まかせにはできない仕事です。

無から有をつくりだす仕事、答えをつくり出す仕事は、
本やインターネットの検索の中から、
答えを探し出す仕事とは、別次元の仕事となります。

管理職者は、考えて考えて考え抜き、
自ら目標を設定し、結果をつくるのが仕事です。

世の中の変化は、
管理職者にとって仕事をするチャンス、
成長するするチャンスととらえることができます。

このような視点で、
管理職者としての使命感、よい意味での危機感を持って、
日々の社内外の情報に触れ、敏感に対応していくことが重要です。